入門ホスピタル・プレイ 英国のホスピタル・プレイを学ぼう
概要
みなさんは、病気の子どもたちがどのような生活を送っているのか、想像してみたことはありますか?恥ずかしながら、私も10年ほど前まで、ほとんど考えたことはありませんでした。医療が進歩すればするほど、医療的ケアを受けながら「生きる」子どもたちが増えており、在宅で療養する子どもたちも多くいます。もちろん、これらの子どもたちは、生きるために医療的ケアが必要ではありますが、病児や障がい児である前に一人の子どもであり、子どもとしての当り前のニーズを満たす支援が必要なのだと考えます。 英国で誕生したHospital Play Specialist(以下HPS)は、たとえ病気であっても病院という環境であっても、子どもとしての在りようが最もよく表れる「遊び」を、すべての子どもの権利として認め、その遊びの力を借りて治療に対する子どものイメージを肯定化する働きかけをおこなう専門職です。静岡県立大学短期大学部では、平成19年度からこの専門職の養成に取り組んでいます。 今回の講座では、英国ノッティンガムこども病院の上級HPSから、いかにホスピタル・プレイが病児や障がい児を支援するのか、最新の英国の小児医療の情報も踏まえて勉強する機会となっています。皆さんふるってご参加ください。 ※講義には日本語の通訳がつきます。
第1回 | 2016年10月30日(日) 10:00 ~ 10:45 |
ホスピタル・プレイとは何か、体験的に学ぼう | |
第2回 | 2016年10月30日(日) 10:45 ~ 12:15 |
病気の子どもに対するホスピタル・プレイの実際(1) | |
第3回 | 2016年10月30日(日) 13:00 ~ 15:15 |
病気の子どもに対するホスピタル・プレイの実際(2) |
講師紹介
氏名 | 松平 千佳 静岡県立大学短期大学部准教授 NPO法人日本ホスピタル・プレイ協会 理事長 |
講師紹介 | 2011年1月、英国Hospital Play Staff Education Trustより、HPSに認定。ホスピタル・プレイの方法論及びHPS養成に関する研究、プレイ・セラピーに関する研究、ソ-シャルワークに関する研究、家族の福祉に関する研究を行うとともに、援助実践を行っています。 |
氏名 | Claire Hardy ノッティンガム子ども病院腎臓泌尿器病棟担当・HPS |
講師紹介 | 透析や移植を必要とする子どものホスピタル・プレイを専門に行っています。透析や移植が必要な子どもに対するホスピタル・プレイの実際と、子どもたちの学校や自宅に出向き支援する方法についても学びます。 |
開講情報
会場 | 静岡県立大学 短期大学部 205講義室 (住所:静岡市駿河区小鹿2-2-1) |
受講料 | 5,880円 |
開講日等 |
2016年10月30日(日)10:00〜15:15 計4時間30分 |
申込締切 | 2016年10月19日(水) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。