2022年度
社会人学習講座 令和4年度開講講座 (全26講座)
講座名 | 開講日 | |
≪オンライン開催≫ 救急医療と法を考える |
5月31日(火) | |
≪オンライン開催≫ Marketing Tea Tourism Products 茶観光商品のマーケティング |
6月17日(金) | |
≪オンライン開催≫ スマホアプリ開発を通して学ぶ簡単機械学習 ~脱 AI初心者講座~ 【静岡県ICT人材育成事業連携講座】 |
7月2日(土) | |
英語スピーキングを科学する ~ソフトウェアを活用した分析~ |
8月20日(土) 8月27日(土) |
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≪オンライン開催≫ 伴走型事業承継の構想 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】 |
8月23日(火) | |
≪オンライン開催≫ ホスピタル・プレイを学ぶ ~ハイリスクの子どもたちを遊びで支援する方法~ |
8月27日(土) | |
≪オンライン開催≫ 健康と食① 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】 |
9月3日(土) | |
≪オンライン開催≫ 歴史から読み解く会計学 |
9月5日(月) 9月12日(月) |
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Speak Up! 英会話、もっと自由に明快に |
9月10日(土) | |
≪オンライン開催≫ 職場の経営学① これからのビジネスとダイバーシティ&インクルージョン |
9月10日(土) | |
≪オンライン開催≫ 職場の経営学② ジェンダーと社会構造 |
9月10日(土) | |
≪オンライン開催≫ 健康と食② 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】 |
9月10日(土) | |
≪会場&オンライン開催≫ 顧客を引きつける「食と農」のマーケティング 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】 |
9月17日(土) | |
≪オンライン開催≫ 法律を読む基本技術(コツ) |
9月26日(月) | |
Rによるデータ分析入門 【静岡県ICT人材育成事業連携講座】 |
10月1日(土) 10月8日(土) |
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≪オンライン開催≫ 新規事業とビジネスモデル 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】 |
10月15日(土) | |
≪オンライン開催≫ 誰でも簡単!スマホアプリ開発講座 応用編 |
11月12日(土) | |
Pythonプログラミング 初級 【静岡県ICT人材育成事業連携講座】 |
11月19日(土) 11月26日(土) |
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≪オンライン開催≫ パズルで楽しむ近現代数学入門 2022 |
11月26日(土) | |
Pythonプログラミング 中級 【静岡県ICT人材育成事業連携講座】 |
12月3日(土) 12月10日(土) |
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≪オンライン開催≫Inbound Marketing Strategy for Thai Tourists タイ人観光客向けインバウンドマーケティング戦略 |
12月16日(金) | |
≪オンライン開催≫ 中学・高校における地域学習を考える ~観光教育の視点から~ |
2月3日(金) | |
外国人労働者との「裸の付き合い方」 ~静岡で外国人労働者と真の共存共栄を目指すには~ |
2月18日(土) | |
≪オンライン開催≫ コロナ禍を乗り越える老舗酒造のつながり |
3月3日(金) | |
≪オンライン開催≫ こどもたちが病を語ることができる支援 ~ホスピタル・プレイができること~ |
3月4日(土) | |
ウェブブラウザではじめる心理実験 | 3月4日(土) |
社会人学習講座の様子
救急医療と法を考える
小西 敦(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年5月31日(火) 18:30~20:00≪オンライン開催≫
コロナ禍での救急医療における、インフォームド・コンセント(説明と同意)、医師の応招義務、搬送困難事案をとりあげて、それぞれの現状、議論・問題点の整理、法令や通達などの法的根拠の解説などの講義のあと、質疑応答を行いました。
高校生から専門家まで、様々な立場の方が参加され、活発な議論が展開されました。
●受講生からの意見
「WEBでの講座で、自宅で聴講できる利点を感じました。」 「救急現場でのDNARについて講義があれば受講してみたいと思います。慣れないzoomでの講義でしたが楽しく参加できました。」
Marketing Tea Tourism Products 茶観光商品のマーケティング
カウクルアムアン アムナー(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年6月17日(金) 18:30~20:00≪オンライン開催≫
ティーツーリズムを通じて外国人観光客をターゲットにしたお茶関連商品のマーケティングについて、コンセプト、観光理論、 インバウンドと茶産業の動向 、茶観光のプロモーションについての講義を英語で行いました。
日本各地から、お茶やTea Tourism に関心のある多くの方が参加されました。
●受講生からの意見
「静岡の観光リソースと活用に興味ありましたので大変興味深く聴講いたしました。」
スマホアプリ開発を通して学ぶ簡単機械学習
六井 淳(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年7月2日(土)13:00~16:10≪オンライン開催≫
前半は機械学習やAIの基本から最近の動向についての講義、後半はノーコードのスマホアプリの開発をAppSheetを用いて行いました。Zoom での演習形式の講座でしたが、受講生の皆さんは、資料や講師の説明を聞きながら、熱心に作業され、完成されている様子でした。
●受講生からの意見
「独学で進めていくのは難しさを感じる分野と個人的に考えているので、こうした講座を開催していただけるのは本当にありがたく、丁寧に説明していただけるので、ものすごく助かります。」 「簡易なアプリ開発を考えていたので大変参考になりました。また、今後のAI・情報処理速度による社会に与える影響などを知ることができ、大変有意義であった。」
英語スピーキングを科学する~ソフトウェアを活用した分析~
藤森 敦之(静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター 准教授)
令和4年8月20・27日(土)13:00~16:10
フリーソフトウェアPraatを使用して、自分の発話を視覚から分析しました。音声学・音韻論などの言語学的なポイント、外国語学習研究でわかってきたことも紹介しながら、受講生の皆さんの英語スピーキングに科学的にアプローチしました。
●受講生からの意見
「音が目で簡単に見えて驚いた。説明も分かりやすく面白かった。」 「英語のスピーキングを違ったメソッドで分析していてとても面白かった。社会人も学び直しが必要なので、このような機会をもっと作って欲しい。」
伴走型事業承継の構想
落合 康裕(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年8月23日(火)18:30~20:30≪オンライン開催≫
現(先代)経営者と後継者が並走しながら事業承継プロセスを設計する考え方である「伴走型事業承継」を、具体的な事例をあげて、経営戦略と事業承継との整合性や後継者の育成について、講義を行いました。
●受講生からの意見
「精神論だけでなく、企業のトップとしての事業戦略、人心掌握、他社との連携・協調など企業の資産を承継し次世代経営者の新たな取組みに活かせるよう、また学術機関からの知見について今後もうかがえると幸いです。」
「事業承継が喫緊の課題である中で、伴走型事業承継について理解を深めることが出来ました。今回のご講義で、実際の事例を含めその重要性に気づかされました。」
ホスピタル・プレイを学ぶ~ハイリスクの子どもたちを遊びで支援する方法~
松平 千佳(静岡県立大学短期大学部 准教授)
令和4年8月27日(土)10:00~15:15≪オンライン開催≫
日本・海外の病児/障害児のおかれている現状や、子供の権利について基本的な考え方を学びました。ホスピタル・プレイとは何か、なぜホスピタル・プレイが必要なのかを、子どもの生きる力を高めるための「遊び」を実際に手や頭を使って体験し、考えました。グループワークでは、参加者同士の思いも共有しました。
日本各地から、現場の医療従事者の方が多数参加されました。
●受講生からの意見
「実際に遊びを取り入れたり、グループで共有し合ったりしながら学ぶことができて、大変有意義な時間でした。生の経験からの貴重なお話や、事例も多く出していただいてわかりやすかったです。少しでも今後に活かしていけたらと思います。」
「HPSに興味があるので今回参加できてよかったです。普段の仕事の中でも応用できることもあると思ったので実践していきたいと思いました。」
健康と食①
令和4年9月3日(土)13:00≪オンライン開催≫
健康課題への職からのアプローチ 合田敏尚(静岡県立大学食品栄養科学部 特任教授
壮年期男性の肥満(過栄養)、若年女性のやせ(低栄養)、高齢者のやせ(低栄養)に焦点をあて、それぞれの課題である生活習慣病やメタボ、低出生体重児、フレイルや介護について解説をしました。さらに、健康な食事・食生活の考え方と、社会参加や運動を行うこと、セルフケアの具体的な取り組みについても紹介しました。
薬食同源からみたサプリメント利用の考え方 賀川義之(静岡県立大学薬学部 教授)
保険機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品)を含む健康食品・サプリメントを取り上げ、医薬品や一般食品との区別など、基本的な考え方と市販の現状を解説しました。製造品質の確保や新たなニーズ(アンメットニーズ)の先取りの重要性など、今後の課題についても紹介しました。
●受講生からの意見
「現場を離れてかなり経つので最新の情報を知る事ができてよかったです。現在、機能性をもたせた食品の新規開発に関わっているので、自分の知見を広げる事ができてとても有意義な時間でした。」
「合田先生の「 現代の健康課題への食からのアプローチ 」では、「 食 」に関する重要性を改めて、学ぶことができました。また、自身の食生活を見直すきっかけになりました。賀川先生の「 薬食同源からみたサプリメント利用の考え方 」では長年、摂取しているサプリメントの併用摂取やGMPに関する問いが解け、今後も安心して摂取することが出来ることに感謝をしております。今回、自身がもっていた問いや謎が解けた部分があり、とても勉強になりました。」
歴史から読み解く会計学
上野 雄史(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年9月5日・12日(月)20:00~21:30≪オンライン開催≫
簿記の基本や考え⽅、イタリアに始まった複式簿記を歴史的事象とともにたどりました。近代の会計システムの事例として、減価償却をイギリスの鉄道とアメリカのプランテーションの奴隷管理制度を取り上げ、標準原価計算についても解説しました。複式簿記の2つの発展論、静態論(B/S)と動態論(P/L)について、最近の事例もとりあげて解説しました。
●受講生からの意見
「会計学の変遷が良くわかりました。」
「日本における会計学の変化も興味があります。」
Speak Up! 英会話、もっと自由に明快に!
ジェイコブ ローレンス(静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター 特任教授)
令和4年9月10日(土)9:00~12:30
英語を話す場面でも、躊躇なく思いのままに気持ちを伝えられたら良いですね。
会話を円滑に進めるための様々な演習を行いました。
●受講生からの意見
「とても楽しいレッスンでした。難しいかもしれませんが、3ヶ月に一度くらいの頻度でこの講座があると嬉しいです。」
「授業の盛り上がりを感じました。よかったです。」
職場の経営学①これからのビジネスとダイバーシティ&インクルージョン
国保 祥子(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年9月10日(土)9:00~10:30≪オンライン開催≫
人材の多様化が進む職場で多様性(ダイバーシティ)を捉えて職場をマネジメントするには、これまでの同質性の高い組織(男性世帯主モデル)の管理から個別管理体制へのシフトが必要と説きました。女性の管理職を増やし育成する上で必要なインクルージョン風土(公平性、違いの尊重、意思決定への参加)についても解説しました。静岡県の現状も紹介されました。
●受講生からの意見
「「多様性」という概念の基本を改めて認識することができました。組織において、意識や思考が統一された状態は、営業推進や管理がしやすいという面がある一方で、環境変化への対応が弱いという部分には、ハッとさせられました。」
「日本の状況や研究結果など示唆に富むお話を伺いました。質疑応答の時間も、他の参加者の方の問題意識等が分かり大変勉強になりました。」
職場の経営学②ジェンダーと社会構造
国保 祥子(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年9月10日(土)11:00~12:30≪オンライン開催≫
無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)とそれを生む背景、性別役割分業の固定化による男女の所得格差の原因について、女性の正規労働者・管理職の少なさをあげ、解説しました。ジェンダー平等のためには、女性みずからの挑戦の意欲、良質な経験の提供、教育が必要であると説きました。
●受講生からの意見
「究極のジェンダー平等のご意見を聞けて、大変満足しました。」
「実際のデータを交えながらのお話とても勉強になりました。質疑応答でも丁寧に回答いただき、ジェンダーギャップを解消する取り組み自分もしていきたいと感じました。」
健康と食②
令和4年9月10日(土)13:00~16:10≪オンライン開催≫
不足の栄養素からみた、身体機能と疾病(症状)の関わり 新井英一(静岡県立大学食品栄養科学部 教授)
現代でも不足しうる栄養素について、食事摂取基準の指標に基づいて解説しました。それらの栄養素(ビタミンやミネラルなど)が潜在的に不足した時の徴候や、欠乏した時の症状や疾病との関わりについて、健康の概念とともに説明がありました。
健康な食事・食環境(スマートミール)の社会的意義 市川陽子(静岡県立大学食品栄養科学部 教授)
食環境の現状とその課題や取り組みを、具体的な資料をもとに解説しました。外食や中食への依存度が高まる現状を考慮して、誰もが健康に配慮した食事を取れる場や商品を増やす事をめざす「健康な食事・食環境(スマートミール)」の認証制度が生まれた背景とその社会的な意義についても説明しました。
●受講生からの意見
「大人の学び直し塾みたいなかんじで、楽しく受講させていただきました。両先生方、テンポよく、わかりやすいお話でよかったです。」
「栄養摂取の多角的な視点、スマートミールなど食事としてとる工夫について、有意義なお話を聞くことができました。」
顧客を引きつける「食と農」のマーケティング
岩崎 邦彦(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年9月17日(土)13:00~15:30≪ハイブリッド≫
農と食をつなぎ顧客を生み出す活動が農産物のマーケティングであるとし、品質(味)の良さにとどまらず、食べる「モノ」を食べる「コト」として消費者がイメージできると、ブランドとしての価値が定着する、と説明がありました。
社会人学習講座としては、初めて対面とオンラインの両方で開講しました。
●受講生からの意見
「いい商品と高感度な消費者の相思相愛の関係の話を聞くにつけ、静岡外をターゲットに据えねば、建設的な商品開発も、成長もないだろう、と感じました。」
「目からウロコで、考え方を変える必要性を痛感しました。」
「マーケティングの重要性改めて認識しました。豊富な数値データがあり、たくさんの質問にもお応えいただきまして、とてもよい講座でした。」
法律を読む基本技術(コツ)
小西 敦(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年9月26日(月)18:30~21:00≪オンライン開催≫
法律(章・節・条文、目次)、条文(条・項・号、見出し)等の基本構造を解説しました。法令の検索方法として、e-Gov、内閣法制局「最近の法律・条約」、日本法令索引、条例アーカイブデータベースの各サイトを紹介しました。法律の「目的規定・趣旨規定」「定義」の役割について説明の後、「用語」についてはクイズ形式で学びました。
●受講生からの意見
「業務で法律に触れてきたのですが、きちんと読み解き方を習ったことがないなと思い、今回受講いたしました。接続詞に注意して読んだことがなく、非常に勉強になりました。」
「講義の後に、1時間の質問タイムがあったのは、意外に新鮮で講義の内容に理解がすすみ面白かったです。」
Rによるデータ分析入門
上原 克仁(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年10月1日・8日(土)13:00~17:00
ウェブ上で統計ソフトRStudio Cloudを用いて、簡単な記述統計から回帰分析の応用までの演習を行いました。
1日目は、統計の基本的な考え方に触れながら、計算式の入力、データの読込、ファイルの作成・保存方法から始まり、様々なグラフを描いて回帰分析を体験しました。2日目は、重回帰分析について多くの練習問題で演習を行いました。
データ取得・内容把握・可視化・相関係数を求め・分析する、の流れを繰り返し体験することで、データ分析の基本動作を確認しました。
新規事業とビジネスモデル
国保 祥子(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年10月15日(土)9:30~11:00≪オンライン開催≫
ベンチャービジネス、事業機会の発見、顧客を創造するイノベーションの観点から、新規事業を生み出すために必要な考え方について学びました。最後に起業家の意思決定行動を研究した「エフェクチュエーション」についても紹介がありました。
●受講生からの意見
「先生のお話が聞きやすく、あっという間の1時間半でした。知らない考え方、新しい発想を得ることができました。また、自社の新規事業を考える中で、ポイントとなる要素を発見できました。」
「今回の新規事業講座は概要編でしたが、ケースタディも含めた実践編も受講してみたいです。」
誰でも簡単!スマホアプリ開発講座 応用編
六井 淳(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年11月12日(土)13:00~15:300≪オンライン開催≫
昨年度1月と今年度7月に開催したノーコードのスマホアプリの開発をAppSheetを用いて行う講座の応用編を開催しました。前回に引き続き、Zoom での演習形式の講座でしたが、基礎編に比べて計算式の入力や設定項目が多く複雑なため、難易度が高い様子でした。
Pythonプログラミング初級
渡邉 貴之(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年11月19日・26日(土)9:00~11:30・9:00~11:35
例年行われているPythonの講座を、本年度は初級と中級に分けて開催しました。
今回のPythonプログラミング初級では、Pythonに初めて触る方を対象として、Pythonの基礎を学ぶ座学に始まり、実際にコードを打ち込んで実行する演習を行いました。変数やリスト、辞書といったデータ型、制御構文、関数やオブジェクトの概念などを学んだ上で、簡単なグラフ描画などを行いました。
●受講生からの意見
「短い時間でたくさんの知識をいただきまして、ありがとうございました。自分でももっと勉強したいと思いました。」
「Pythonを初めて使ってみて、実行すれば直ぐに答えが出るところは、HTML・CSSとはまた違う感覚です。これでPythonを勉強するきっかけが出来たので続けて行きたいです。」
パズルで楽しむ近現代数学入門2022
武藤 伸明(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年11月26日(土)13:00~16:10≪オンライン開催≫
ナンバーリンク編では、コンピュータで作成した10×10の問題に挑戦しました。後半の雑門編では、論理式や、マッチ棒パズル等の問題を解説しました。
●受講生からの意見
「来年度は,是非ライブで講座を開講してほしい」
Pythonプログラミング中級
渡邉 貴之(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和4年12月39日・10日(土)9:00~11:30・9:00~11:35
昨年までのPythonプログラミング講座の参加者アンケートで要望が多い、Pythonプログラミングの応用編の講座を、初級とは分けて開催しました。
今回のPythonプログラミング中級では、初歩を学習済みの方を対象として、モジュールpandasを用いたクロス集計やグラフの作成、MeCabやWordCloudを用いたテキストマイニングや描画の演習を行いました。
●受講生からの意見
「実用性が非常に高そうで、いろいろと活用してみたくなりました。」
「資料が丁寧で、自宅で復習しやすかったです。」
Inbound Marketing Strategy for Thai Tourists
タイ人観光客を誘致するインバウンドマーケティング戦略
カウクルアムアン アムナー(静岡県立大学経営情報学部 准教授)
令和4年12月16日(金) 18:30~20:00≪オンライン開催≫
観光需要に影響を与える要因を分析することにより、コロナ後にタイ人観光客を引き付けるための観光商品のマーケティングを考えました。タイと日本の歴史的背景、タイでの日本のソフトパワー(Jポップカルチャー/マンガ/アニメ・日本食・日本語教育・日本製品/日本風の観光地の普及)、タイ人観光客の訪日動向、タイ人観光客をターゲットにした観光商品について、静岡県の事例で解説しました。
●受講生からの意見
「とても良かったです。インバウンドに興味があるのでまた受講したいです。」
「タイの方々についてだけでなく、静岡についても知らないことが多いと気づいたので、両面から何か発見して、日本(静岡)旅行の記念になるようなお土産を作ってみたいと思いました。楽しい講義でした。」
中学・高校における地域学習を考える~観光教育の観点から~
八木 健祥(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和5年2月3日(金) 18:30~20:00≪オンライン開催≫
静岡県立大学大学院ツーリズム研究センターが取り組んできた「実践的な観光の学び」で得られた経験から、観光教育が将来の地元へのUターンに繋がり、地域産業・地域振興の担い手としての人材の確保への有効な手立てになると説明がありました。座学ではなく、フィールドに出て体験することで生まれる地域愛についても触れました。
●受講生からの意見
「観光が、すそのが広いことが改めて分かりました。ホテル業界の話、特に経営に興味があります。実際身につけていかしたい知識です。なかなか勉強する機会がないのでお願い致します。」
「地域のことを楽しく話せる仲間や交流の機会が、地域への興味関心を喚起すると思います。」
外国人労働者との「裸の付き合い方」~静岡で外国人労働者との新の共存共栄を目指すには~
竹下 誠二郎(静岡県立大学経営情報学部 教授)
令和5年2月18日(土) 14:00~15:30
欧州での政府の過度な「配慮」が現地民と移民らとの「並行した社会」の誕生を許し、テロ多発や右翼台頭の問題を引き起こしているのは、多元文化主義政策の失政の産物とし、それらを日本で繰り返さないために、コミュニティーへの帰属意識というアイデンティティーを持つこと、それにはスポーツが有効であると説きました。良質な社会資本を実現するために、移民側の言語取得や、過度な同調圧力にみられる日本社会の意識構造の改善も必要であると説明がありました。
●受講生からの意見
「移民を受け入れるにあたっての心がけや注意事項・知っておくべきことがあると、より実践に近づいたと思いました。講義には大変満足でした。」
コロナ禍を乗り越える老舗酒造のつながり
落合 康裕(静岡県立大学経営情報学部 教授) 久慈 浩介(株式会社南部美人 代表取締役社長)
令和5年3月3日(金) 18:15~20:40≪オンライン開催≫
岩手県二戸市の株式会社南部美人の久慈浩介社長(五代目蔵元)をお招きし、震災やコロナ禍の経営危機をいかに乗り越えてきたか、その際の老舗酒造の縦と横のつながりについてお話を伺いました。老舗酒造の見えざる資産(関係資本)が、長期的な事業存続と競争優位に寄与している具体例を学ぶことができました。同時に、蔵元として、酒造りや日本酒の普及にかける思いやエネルギーを、存分に感じさせていただきました。
●受講生からの意見
「大震災やコロナの生の体験のインパクトが非常に強く、貴重なお話をありがとうございました。危機に対するレジリエンスを生み出しているネットワークのお話も大変興味深く新鮮でした。」
「久慈社長の老舗企業の経営者としての熱い思いが良く伝わってきました。落合先生とのディスカッションも興味深く引き込まれました。」
ウェブブラウザではじめる心理実験
玉利 祐樹(静岡県立大学経営情報学部 講師)
令和5年3月4日(土)13:00~16:20
心理学や実験の概念の基礎的な講義の後、jsPsych (de Leeuw, 2015) というウェブブラウザ上で行動実験を行うためのJavaScript ライブラリを使用して、実験を実施しました。受講生の皆さんは、講師やTA(Teaching Assistant)の協力のもと、工夫しながら熱心にとりくんでいらっしゃいました。
●受講生からの意見
「心理と統計について、イメージがつかなかったものが少しつながりました。もう少し掘り下げていくともっとおもしろいものだと感じました。」
「グーグルフォームのような定型的なアンケート方法以外にも今回のような方法で正答率や関連性のあるワードでの分析の切り口を学べて勉強になりました。」
こどもたちが病を語ることができる支援~ホスピタル・プレイができること~
松平 千佳(静岡県立大学短期大学部 准教授)
令和5年3月4日(土)10:00~15:15≪オンライン開催≫
子どもの「語る」声を聴く力をつけること、子供が「語れる」環境や関係性を創ること、遊びを通して子どもが「語る」ことの充実感や喜びを感じること、を取り上げました。国内、海外の多くの病院の事例を動画で見たり、Giphy(「GIF画像」をアップ・検索・シェアできるサービス)・粘土・キワニスドールなどを使って自分の気持ちを表現するなど、手を動かして遊びを体験しました。
●受講生からの意見
「HPSの実際の関わりを交えながらお話ししていただいたので、具体的にイメージを持つ事ができました。自分が行っていたプレパレーションやディストラクションについて振り返ると、もっといい方法があったのではないかと感じた。今後も学びを深めてより良い看護に繋げていきたいと思った。」
「具体的な子どもたちとの関りをお話ししていただきながら講義を進めていただきとても分かりやすかったです。遊びを通じて語る子どもたちの声を自分はもちろん、同じ職場で働くスタッフと共有していきたいです。」
特別セミナーの様子
12月3日(土)、ビジネスセミナー「『食』で地域を元気にしよう!」をZoomウェビナーと会場にて参加いただくハイブリット形式で開催しました。
セミナーでは、はじめに岩崎邦彦センター長が「食べるモノから食べるコトへ」テーマ提起をし、食の地位(満足度)が高い国と幸福度が高い国の世界ランキングがほぼ同じであることが偶然ではない可能性が高いことを示し、食産業は、「幸せ創造業」であることを解説しました。
また、人を引きつける地域には、美味しい食に出会えること(場所)が欠かせない条件であることを強調し、次に講演される崎陽軒社長野並様に向け、横浜市民とシュウマイの関わりについて、いかに生活に密着した「食のコトづくり」をしているかが語られました。