感動だけ?スポーツ祭典を有効に活用しよう!
「スポーツの持つ力」を理解していない日本
概要
日本ではスポーツの祭典は地域イベントにおける「一発花火」だという概念がある。そしてその活用は観光収入をはじめとされる経済波及効果の論議に終始している傾向がみられる。それはスポーツの持つ力を充分に認識していないからだ。 今後、日本では更なる国際化が進み、全く異なる価値観、文化、生活様式を持った人々と生活をすることとなる。しかし西欧での移民問題をみてもわかるように、異文化の流入は国の分裂の原因となっている。これは他国からやってきた人々や家族が現地に「とけこんでいない・とけこめない」からだ。 異なる文化、背景、価値観を持った人々をつなげる際、スポーツほど有効なツールはない。スポーツを通じて形成された社会関係資本は人種、階級、宗教、などの高い障壁を超える力があるからだ。 南アフリカでは、長く続いた人種差別政策により、黒人と白人の間には埋めがたい溝ができていた。この負のレガシーを払しょくするきっかけを作った1995年の南ア・ラグビーワールドカップ。血で血を洗う抗争を繰り返してきたカトリックとプロテスタントが肩を組みあうアイルランドのラグビーチーム。(ラグビーのアイルランド代表はアイルランド共和国と英国領北アイルランドの混合チーム。)これらの例を中心に、スポーツの力を認識し、静岡における新たな社会関係資本の構築について考える。 ●定員 20名程度
第1回 | 2019年11月30日(土) 13:00 ~ 14:30 |
感動だけ?スポーツ祭典を有効に活用しよう! |
講師紹介
氏名 | 竹下 誠二郎 静岡県立大学経営情報学部教授・学部長 |
講師紹介 | 24年間、ロンドンの金融街にて勤務。英国BBC放送などをはじめとしたテレビ番組や寄稿、講演などにも積極的に活動。ドイツ銀行、ABN AMROオランダ銀行、みずほインターナショナル等を経て、2015年4月より現職。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院MBA、ロンドン大学経営学博士。 |
開講情報
会場 | B-nest(ビネスト)静岡市産学交流センター 演習室3 (住所:静岡市葵区御幸町3-21) |
受講料 | 1,960円 |
開講日等 |
2019年11月30日(土)13:00〜14:30 (計1時間30分) |
申込締切 | 2019年11月25日(月) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。