シリーズ ホスピタル・プレイ
~ストレスに対処し、レジリエンスを作り出す子どもに対する支援方法を学ぶ 遊びの持つ力を使って~
概要
遊びはすべての子どもにとって必要不可欠な活動です。子どもは、遊びながら成長発達するだけでなく、遊びを通して自分を取り巻く世界を理解したり、自分の思いを整理したり、伝えたりします。また、遊びには子どもの傷ついた気持ちを癒す力があります。そのため、病児や障がい児、また、傷つき体験をした子どもにとって、遊びは有効な支援方法となるのです。しかし、残念なことに、大きなストレス下にいる子どもたちを、遊びを用いて支援する活動は日本ではまだまだ定着していません。Hospital Play Specialist(HPS)は、遊びを用いて主に病児や障がい児を支援する専門職です。HPSは遊びも有効な治療だと考えています。また、HPSが用いるセラピューティックな遊び活動は、病児や障がい児にとどまらず、傷つき体験をもつすべての子どもに有効です。今回のシリーズ ホスピタル・プレイでは、子どもの抱えるストレスに着目し、子どものレジリエンスを高める支援方法について計3回で学びます。講師には、英国及び米国の子ども支援の専門家も招へいしています。子どもと遊びの力、遊びの支援の実際、そしてストレスに対処し、子どものレジリエンスを作り出す方法を体験的に学んでください。
第1回 | 2014年12月20日(土) 10:00 ~ 15:15 |
病気の子どもに対するホスピタル・プレイの実際と、家族や地域における支援について学ぶ~ノッティンガム子ども病院における取り組みを通して~ | |
第2回 | 2015年01月10日(土) 10:00 ~ 15:15 |
長期的な医療ケアが必要な子どもたち(重複障がい児)に対するホスピタル・プレイの取り組み | |
第3回 | 2015年01月24日(土) 10:00 ~ 15:15 |
子どもが本来もっている生きる力に着目し、子ども自身が自分の感じるストレスに対処し、レジリエンスを形成するための遊びを使った支援の方法について学ぶ |
講師紹介
氏名 | 松平 千佳 静岡県立大学短期大学部准教授 NPO法人日本ホスピタル・プレイ協会理事長 |
講師紹介 | ホスピタル・プレイの方法論及びHPS養成に関する研究、ソーシャルワークに関する研究、家族の福祉に関する研究 |
氏名 | Claire Hardy ノッティンガム子ども病院腎臓泌尿器病棟担当・HPS |
講師紹介 | 透析や移植を必要とする子どものホスピタル・プレイを専門に行っています。透析や移植が必要な子どもに対するホスピタル・プレイの実際と、子どもたちの学校や自宅に出向き支援する方法についても学びます。 |
氏名 | 河本 鈴代 大阪発達総合療育センター HPS |
講師紹介 | スヌーズレンを活用し、どんなに障がいが重い子どもであっても生活を楽しめるように、光、音、におい、振動、温度、触覚の素材を組み合わせたトータルリラクゼーションの 環境づくりについて学びます。 |
氏名 | Jeffry Ashby ジョージア州立大学 カウンセリング・心理学部 臨床心理学博士 |
講師紹介 | 心理学の教育・研究を行う一方、専門カウンセラーとして子どもたちの支援を行っています。どの年齢の子どもであっても、遊びは効果的なメディアであると考えています |
開講情報
会場 | 静岡県立大学 短期大学部 101講義室 (住所:静岡市駿河区小鹿2丁目2番1号) |
受講料 | 17,640円 |
開講日等 |
2014年12月20日(土)10:00〜15:15 2015年01月10日(土)10:00〜15:15 2015年01月24日(土)10:00〜15:15 |
申込締切 | 2014年12月05日(金) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。