【オンライン講座】教養としての簿記・会計学:ゲーテも複式簿記を学んでいた?
概要
ビジネス、実益が重視されがちな複式簿記ですが、気楽に簿記・会計を学んでみませんか? 複式簿記は、12~14世紀の北部イタリア地方にて成立したといわれています。当時の商取引の慣行がシステム化されたのが複式簿記です。ゲーテが1782年に刊行した「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」の中で、『複式簿記は人類の最も見事な発明の一つ』という言及があります。おそらく、18世紀には、ヨーロッパにおける商売人の一般的な技術として普及していたことが分かります。 会計のルールの多くは実務の慣行から生まれてきました。その代表的な例は減価償却でしょう。19世紀半ばに巨額投資を一括で費用処理することを避けたいイギリス鉄道会社により考えられたのが減価償却です。つまり、「利益捻出」のための会計処理が、理由を後付けされて制度化されたわけです。減価償却は優れた管理システムとしても認識されていました。最近では、同じく19世紀半ば、アメリカ南部のプランテーションで働く奴隷に対しても減価償却が適用され管理されていたことが分かっています。 この講座では、こうしたお話も交えながら教養としての簿記、会計と題して、お話していきます。 【対象・おすすめの方】 簿記、会計に関心がある人
第1回 | 2020年10月17日(土) 13:00 ~ 16:45 |
教養としての簿記、会計:そのルーツを辿る。 |
講師紹介
氏名 | 上野 雄史(うえの たけふみ) 静岡県立大学経営情報学部 准教授 |
講師紹介 | 国立研究開発法人理化学研究所AIPセンター客員研究員。博士(商学、関西学院大学)。著書として『退職給付制度再編における企業行動』(中央経済社、2008年)、論文として「リスク分担型企業年金におけるガバナンス課題 : 公私連携の視点から」『日本年金学会誌』 (39), 31-36, 2020、「InsurTechが生命保険業に及ぼす影響とその課題」『生命保険論集』 (208), 101-117, 2019 |
開講情報
会場 | ※ご自宅などから、PCやスマートデバイスなどを使って聴講してください。 お申込み手続き完了後、Zoomのアクセス用ID・パスワード等をメールで返信いたします。 |
受講料 | 4,900円 |
開講日等 |
2020年10月17日(土)13:00〜16:45 (計3時間45分) |
申込締切 | 2020年10月12日(月) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。