現代薬局経営論
地域において不可欠な存在となりえる薬局と薬剤師の姿を探る
概要
これまでわが国の薬局は、門前薬局やマンツーマン薬局が主体となり、国や地方自治体の医薬分業推進の後押しもあり、安定した伸びを持続してきました。すでに医薬分業率は月別では70%を上回るところまで到達しております。 しかし、今年に入り薬局チェーンでの大量の薬歴未記載問題や無資格者に調剤を行なわせる問題など、薬局のモラルが問われる事態が相次いで発覚し、医薬分業や薬局への批判の声が高まっております。さらに中医協の場などにおいては、医薬分業の「費用対効果」が不明確との強い指摘があります。 なぜこのような事態に陥ることになったのでしょうか。そしてこのような状況から早期に脱却することができるのでしょうか。調剤バブルは弾け、高値で他に薬局を譲渡することもままならなくなってきております。 今後、薬局経営を取り巻く環境は大きく変化することが予想されます。そのような状況下において経営を維持していくためには、地域において不可欠な薬局に転換することにほかなりません。そのためにはどうすればよいのかということを未来の医療環境変化を踏まえつつ考察します。 ※政策研究会のご案内 12月20日の講座当日13:30から約3時間の予定で、医療経営研究センターでは顧問の宮島俊彦先生(内閣府社会保障改革担当室長、元厚生労働省老健局長)と横山禎徳先生(東京大学特任教授、元マッキンゼー日本支社長)ほかをゲスト講師にお招きして、静岡の特性を鑑みた地域包括ケア体制プラス地域医療構想の政策研究会を本学キャンパス内で開催いたします。聴講は無料ですが、お席の数に限りがございますので、本講座終了後に同研究会の聴講をご希望されます時には、講座申込時にその旨をお知らせいただけましたら、優先的に席をご用意いたします。
第1回 | 2015年12月20日(日) 10:30 ~ 12:45 |
現代薬局経営論 |
講師紹介
氏名 | 遠藤 邦夫 ㈱矢野経済研究所 フード・ライフサイエンスユニット 生命科学産業担当 フェロー |
講師紹介 | 矢野経済研究所で長年にわたり医療界に関する調査・研究を川上から川下まで行っている。薬局経営の問題については、1997年に日本薬剤師会が作成した「薬局のグランドデザイン」の作成に加わり、その後、数々の薬局経営に関するレポートの作成や全国での講演を行っている。最近では、今2015年5月に福岡県薬剤師会が発表した「福岡県版薬局グランドデザイン」の作成にも携わっている。 |
開講情報
会場 | 静岡県立大学 |
受講料 | 2,940円 |
開講日等 |
2015年12月20日(日)10:30〜12:45 2時間15分 |
申込締切 | 2015年12月03日(木) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。