金融工学のいろは
初歩から学ぶ現代の金融理論
概要
現代は、震災や気候変動などの自然災害や海外景気の波及、戦争・テロの影響など、さまざまのリスクに直面する「リスク社会」であり、リスクへの対応が大きな課題になっています。20世紀の後半に大きく発展した金融工学の目的は、リスクがある状況下において、希少な資源を、時間を超えてどのように配分するかを明らかにすることにあります。その意味では、金融工学は、金融関係のみならず、一般のビジネスマン、さらには家庭の主婦にとっても基礎的な素養として身につけておきたい内容を含んでいます。「金融工学」というと欧米で発展した理論で、日本人には縁遠いものに思われるかも知れません。しかし江戸時代に大阪堂島に開設された米市場は世界初の公設デリバティブ市場であるとされていますし、オプション理論で使われる確率微分方程式は、日本人の数学者伊藤清によって開発されたものです。 この講座では、金融工学を基礎から丁寧に解説します。この分野の世界標準となっているテキストとして、D.G.ルーエンバーガー著『金融工学入門(第2版)』(今野浩他訳、日本経済新聞出版社)があります。時間的な制約があり、すべての内容をカバーすることはできませんが、そのエッセンスをお伝えしたいと思います。高校程度の数学を学んだことのある人にとって理解ができるよう、必要な数学的な内容について講義の中で解説しますので、多くの方の受講をお待ちしています。 ※講義内容に関するプリントを配布します。基本的な参考書としてD.G.ルーエンバーガー著『金融工学入門(第2版)』(今野浩他訳、日本経済新聞出版社)を挙げておきます。 ※開催日が変更となりました (変更前)2月6日(土)・20月20(土) → (変更後)2月20日(土)・3月5日(土) 日程の変更につきましてお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
第1回 | 2016年02月20日(土) 13:30 ~ 15:00 |
金利の理論 1 | |
第2回 | 2016年02月20日(土) 15:10 ~ 16:40 |
金利の理論 2 | |
第3回 | 2016年02月20日(土) 16:50 ~ 18:20 |
ポートフォリオの理論 1 | |
第4回 | 2016年03月05日(土) 13:30 ~ 15:00 |
ポートフォリオの理論 2 | |
第5回 | 2016年03月05日(土) 15:10 ~ 16:40 |
デリバティブの理論 1 | |
第6回 | 2016年03月05日(土) 16:50 ~ 18:20 |
デリバティブの理論 2 |
講師紹介
氏名 | 大平 純彦 静岡県立大学経営情報学部准教授 |
講師紹介 | マクロ経済学、計量経済学を教え、県民経済計算、国民経済計算の推計法及び地域経済指標などについて研究しています。 |
開講情報
会場 | B-nest(ビネスト) 静岡市産学交流センター 演習室4 |
受講料 | 11,760円 |
開講日等 |
2016年02月20日(土)13:30〜18:20 2016年03月05日(土)13:30〜18:20 (計9時間) |
申込締切 | 2016年02月11日(木) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。