やさしい景気の見方
日本経済の現状と今後の展望について学ぶ
概要
日本経済は、1990年代初めにバブル経済が崩壊して以降、その後遺症により『失われた10年』といわれる長期的な低迷を経験しました。21世紀に入ると、アメリカや欧州などの先進国経済が低迷を続ける一方で、中国、インド、ブラジルなどの新興国が力強い経済成長を続けるなど、世界経済の主役交代が明らかになってきました。日本経済は、人口減少社会への移行という歴史的な転換期を迎える中で、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災およびそれに伴う原発事故などの大きなショックに見舞われ、大変厳しい状況が続いています。最近ではアベノミクスといわれる経済政策の転換によって、円高の修正、株高など好転の兆しが現れていますが、4月からの消費増税がどのような影響を及ばすかなど、先行きについては楽観を許さない面もあります。 本講座では、日本経済の動向をどのように理解したらよいのか、今後の日本経済はどのように展望されるのかについて、わかりやすく解説します。まず景気循環が生じるメカニズムについて、金融的な側面を含めて理論的な説明を与えます。次に、景気動向を分析するための各種の経済統計について、最新のデータの読み方を具体的に解説します。最後に、景気対策としてどのような経済政策が望ましいかを説明するとともに、消費増税の影響をどのように評価するかを含めて、今後の日本経済の展望を示します。 特に、政府の景気統計とその読み方については、景気動向指数の作成を担当されている内閣府経済社会総合研究所景気統計部長の中垣 陽子氏をお招きして、景気動向指数や機械受注、消費動向調査などの景気先行指標について直接お話を伺うこととしました。 本講座については、特別の予備知識は不要です。基礎から解説しますので、日本経済について関心をお持ちの方の受講をお待ちしています。
第1回 | 2014年02月01日(土) 13:00 ~ 14:30 |
景気循環とは何だろうか | |
第2回 | 2014年02月01日(土) 14:30 ~ 16:00 |
景気動向指数からみた日本経済 | |
第3回 | 2014年02月01日(土) 16:00 ~ 17:30 |
景気対策と今後の日本経済 |
講師紹介
氏名 | 大平 純彦 静岡県立大学経営情報学部准教授 |
講師紹介 | 県民経済計算、国民経済計算の推計法及び地域経済指標について研究 |
氏名 | 中垣 陽子 内閣府経済社会総合研究所景気統計部長 |
講師紹介 | 景気動向指数、機械受注統計、消費動向調査の作成を担当 |
開講情報
会場 | B-nest(ビネスト) 静岡市産学交流センター 小会議室2 |
受講料 | 5,880円 |
開講日等 |
2014年02月01日(土)13:00〜17:30 |
申込締切 | 2014年01月22日(水) ※この講座は終了しました。多数のお問合せ、お申込みありがとうございました。 |
お問い合わせ・お申し込み
※右のリンクから申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAX・郵送・電子メールにてお申込みいただくことも可能です。